子供の非言語メッセージを読み取ろう

子育て

こんにちは、ろきママです。

今回は非言語メッセージについて話していきます。言葉以外の表現で行われるコミュニケーションを「非言語コミュニケーション」といいます。

まだ言葉が発達していない子供の場合、会話において言葉以外の表現が使われる率が高くなります。

チャイルドコーチングでは主に会話を使いますが、子供がまだうまく話せない場合もありますので、非言語類を使って発信されている情報も読み取って聞いてあげるようにしましょう。

非言語サインとはこんなサイン

一般的に知られている非言語コミュニケーションの種類は主に5つの種類があります。

①ボディランゲージ

②視線

③沈黙

④相手とのスペース(体の距離)

下記に紹介する例は一般的に知られている非言語サインです。必ずしも全てのサインが気持ちを特定できるものではありません。話し合いのひとつの手がかりとして参考にしてください。

ボディランゲージで気持ちを読もう

ボディランゲージとは、その名のとおり身振りで表現されるメッセージで、話し手本人が気づいていない本当の気持ちを表したり、言語不足の際に言葉を補うものとして使われてきました。

では子供がする主なボディランゲージを紹介していきましょう。

子供が話しながら腕を組んでいる

腕を組んだり、腕を閉じたりするポーズは子供が心を開いていないジェスチャーです。子供が腕を組んだ状態で話しているときは、結論を急がず話を続けさせることで気持ちを落ち着かせてあげましょう。

首をかく

体や気持ちが疲れていて、限界に来ている時の仕草です。このようなジェスチャーが繰り返しみられる場合、話し合いを避けたいと思っているかもしれません。話し合いを一旦中断し、休ませてあげるとよいかもしれません

顔を触る

話し手が自分の感情を隠したい時によくみられる仕草です。まだ感情を表す準備ができていないかもしれませんから、尋問のような質問は避けて話を聞くだけにしましょう。

指をいじる

退屈のしるしです。子供は会話に飽きてしまったか、話すべきことがうまく見つからないのかもしれません。このような身振りを繰り返しているときは「なぜそう思ったの?」など会話を続けられる誘い水的な質問をしてみましょう。

腕が動く

リラックスしているサインです。腕を上げたり、腕を大袈裟に使った身振りを加えて話しているとき、子供は楽しくポジティブな気持ちでいます。

このような状態の時は子供の気持ちがオープンになっていますので、質問や提案なども自然に受け入れられるでしょう。

逆に腕がだらんと下がっている場合は、気落ちしているサインと言われています。「そんなことないよ」「すごいと思うよ」など、自信をつけさせてあげる相槌が必要かもしれません。

視線で感情がわかる

会話している中で、視線でも気持ちを読み取ることができます。

視線を見逃さないことで、本当の気持ちを汲み取ってあげることができるかもしれません。

親の目を見ない

感情を見せたくない時のジェスチャーです。一般的には隠し事をしている時のジェスチャーと言われていますが、心配する必要はありません。

無理に聞き出したり、親の目を見るように矯正したりせず、そのまま話を続けるよう促しましょう。

目をこする

「何か見たくないもの(感情)がある」サインです。話し手本人が目を向けたくない話題なのかもしれません。このような葛藤の仕草が見られたら、ゆっくり時間をとって気持ちを吐露するよう促してみましょう。

仕切りに斜め上を見る

脳が何かを思い出そうとしている時に起こる身体現象です。

このようなときは、子供の話が途切れても口を挟まずに出てくる言葉を待ってあげましょう。

まばたきが多い

まばたきが多い場合は、話し手は緊張しているのかもしれません。子供の話をついつい怖い顔で聞いていませんか?

聞き手もリラックスした表情で話を聞いてあげましょう。少しびっくりしたような顔を作ってみると堅い表情がリラックスします。

沈黙もメッセージ

沈黙には3つの意味合いがあります。

1つは思考中の沈黙です。話すべき言葉を探している、何かを思い出そうとしている時しばしば沈黙が生じるでしょう。

2つ目は休止の沈黙です。自分の感情と向き合ったり、鎮めたりするのに間が必要なことがあります。また、話し疲れて休みたい場合もあるでしょう。

3つ目は拒絶の沈黙です。それ以上話したくない、または聞き手に抗議するための沈黙です。

3つ目の沈黙の場合、「また別の日に話そうか?」などと一旦会話を休止してみましょう。

相手とのスペース(体の距離)は離れてる?

話をしている子供はどんな距離をとっているでしょうか?

あなたから遠く離れたところに座ったり移動したりする場合は、心がクローズ状態です。

無理に近づいたり、近くに座らせたりせず、その状態で話すよう促しましょう。

また、近くに座っていても体の向きが逸れている場合でも同様です。

そういった際は、話をしながら心がこちらに向いてくれるのを待ってあげてくださいね。

まとめ

今回は非言語コミュニケーションについてお話ししました。

いかがだったでしょうか?

言葉はもちろん大切ですが、言葉以外でも感情を読む手がかりとなります。

子供はまだうまく話すことができません。そのため、体であったり、目線などで無意識にメッセージを残しています。そのメッセージを見逃さず受け止めてあげましょう。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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